ようこそいらっしゃいませ。ここは、紫里(ゆかり)が運営するヒカアキ小説サイトになります。
初めてお越しの方は↓にあるご挨拶からお読みいただけると嬉しいです。
そして初めて読んでいただくに丁度いいと思われる作品については、小説ページの冒頭をお読みください!
裏から行っちゃヤですよ〜、くれぐれも健全作品からお願いしますね〜(^^;
(since 2009/2/14)
<お知らせ>
サーバーの関係により、サイトがしばらく更新出来なくなるかもしれません。
最悪、お引越しの可能性もありますので、動きが全くなくなった場合は、ブログの方でお知らせします。
ブログはいつもの↓からも入れますが
こちらにも入り口を置きますね。お手数ですが、パスワードを入力して下さいますようお願いします。
入り口はココ
半角英数で
12140920
アキラとヒカルの誕生日です。
更新が出来なくなってもこちらのページはそのままにしますし、サイト内は閲覧出来ます。
ご理解、ご協力、ありがとうございます(^^)
紫里
・小説
4月5日 宝物部屋(ささめさんのイラスト)にある「十年愛」の番外編「一年目の夜」をアップしました。本編の最後からリンクしていますので、そちらからお越し下さい。微妙に18禁です。
4月8日 TOP↓の小ネタに「忘れ物」(新作)をアップしました。それまでの「同時プレイ」は小説部屋に収納。
4月12日 子連れヒカアキ「EVERLASTING COLORS」の番外編「欠片」(新作!)をアップしました。本編未読の方は、くれぐれもそちらから先にお願いします!短くても、春らしいネタを書きたかった・・・
4月16日 「BEFORE DAWN」(8)をアップしました。喧嘩しています(笑)
4月21日 「BEFORE DAWN」(9)をアップしました。ヒカルサイドです。
4月30日 スパコミ新刊情報と、短いサンプルをアップしました。オフラインからどうぞ。
5月2日 「BEFORE DAWN」(10)をアップしました。アキラサイドですが、一連の流れがここで一区切りとなりますので、少し長めです。
5月7日 「涙が教えてくれること」をアップしました。5月5日に寄せて。遅くなってすみません!(平謝)
スパコミも無事に終わり、コピー本も完売しました。お世話になった皆様、ありがとうございました(^^)
5月10日 母の日に寄せた二編「親の気持ち」&「君たちの未来」を、同ページに再アップしています。以前書いていた「ボーイズラブのための百題」から。
5月15日 「ボーイズラブのための百題」から三つのお話を再アップさせています。「優しい指先」&「散りゆく花々」、そして「叶えたい夢」(18禁)は小説のページからお越し下さい。
5月19日 「ざらざら」を再アップ。大人度が大変高いので、注意書きをよくお読みになった上で、裏ページからお越し下さい。
5月22日 百題から「強い絆」&「二人のゴール」を再アップしました。棋士としての二人。
5月26日 「白い花」 オガヒカアキテイストですから、小説ページの注意書きをお読みになってからお進み下さい。ヒカルがアキラ以外の人と触れ合ったりするのがNGな方は絶対に避けて下さい。
5月27日 「死んだら愛さない」百題から再アップ。大人表現と流血表現がありますので、苦手な方はご注意下さい。
5月28日 「BEFORE DAWN」(11)をアップしました。ヒカルサイド。再び、オリジナルキャラの二人が出て来ますのでご注意下さい。
5月29日 百題から「他人の顔」&「十分過ぎる愛」を再アップしました。これもBLの永遠のテーマだろうか・・・
5月31日 パラレルから「お江戸DEヒカアキ」シリーズを一挙に。なんちゃって江戸時代を舞台に、ヒカルはかんざし職人、アキラは少年剣士。18禁ですので裏にあります。
5月31日 宝物部屋に以前、m様からいただいた「RED」(1)を再アップさせていただきました。必読です!
6月1日 宝物部屋に「RED」(2)をアップ、完結です。後書きに、私からのリクエスト内容を載せています。
6月1日 同じく宝物部屋に「十年愛」の番外編「俺の願い」を再アップしています。お手数ですが、↓の宝物部屋の卯月ささめさんのページ、本編の最後から辿ってお越し下さい。宜しくお願いします。
6月1日 百題から「冷たいカラダ」&「約束のない待ち合わせ」を再アップしました。佐為を偲んで。
6月5日 百題から「猫の気持ち」&「温かな瞳」を再アップしました。
6月10日 百題から「会いたいと願う」&「寂しい花火」を再アップしました。
6月14日 百題から新作「22.見た目の幸福」をアップしました。数年ぶりに百題の新作・・・(爆)少しだけ、オリジナルキャラが出て来ますのでご注意下さい。
6月15日 キリリク「festival」の後編をアップしました。大変遅くなってすみませんでした!・・・しかも、裏じゃなくて表(^^;
6月15日 連載「BEFORE DAWN」(12)をアップしました。アキラ語り。
・宝物部屋
11月6日 ささめさんからいただいた「十年愛」のイラストを、本編と共に飾らせていただきました。
5月31日 m様からいただいた「RED」の(1)をアップ。
6月1日 「RED」の(2)をアップ。十年愛の番外編「俺の願い」をアップ。
・ブログ
お手数ですが、パスワード入力をお願いします。パスは半角英数で12140920
突然小ネタが出て来ることもあります。拍手もこちらでしていただけますので、メッセージもご利用下さい。
・オフライン
通販・在庫状況など。
・コンタクト
ご意見・ご感想など、何かありましたらどうぞ。無記名でも送れます。メールでお返事させていただくか、ブログにてお返事させていただきます。拍手も↓にあります。
・入り口
応援したいイベントなどのバナーも置かせていただいております。
![]()
素敵な企画、ありがとうございました!!
大変楽しく参加させていただき、感謝感謝です(^^)
ご挨拶
前サイトを2008年秋に閉鎖しました。その節はたくさんの方にご迷惑やご心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした。
相変わらず、ヒカアキが大好きです。心機一転、これからも愛を語り続けていきたいと思いますので、どうか宜しくお願いいたします。
尚、前サイトの作品も随時アップしていきますので、お楽しみいただけましたら幸いです。
<リンクについて>
・検索除け済み、公式サイトと繋がっていない同人サイトからはリンクフリー。アンリンクもご自由に。
・18禁コンテンツを含むことをご了承いただいた上で扱ってやってくださいませ。
| ― 忘れ物 ― |
「あっ…やっぱり買い忘れがあった…」 ちょっと悔しそうな声に顔を上げると、買い物袋の中を探りながら、塔矢が肩を落としていた。 「どれ?」 「ビネガー。君が急がせるから」 「俺のせいかよ!」 「君のリクエストなんだぞ、あのドレッシングは」 「ちぇーっ…お前だって雨が降り出すって慌ててたくせに」 「だけどあのビネガーじゃないと駄目なんだ」 「だったら最初に買えよ」 「何だって?」 お互い言いたい放題でも、本気でムッとしている訳じゃない。 むしろ、大人になるにつれ物静かな青年になってしまった塔矢アキラが、碁のこと以外で食ってかかるのは俺にだけ。 その気安い関係が俺にはずっと欲しかったものだけに、こんな日常的なやり取りすらも嬉しい。 「えっ…どしたの?」 俺は、財布を掴んで玄関へ向かう塔矢を追う。 「買って来る」 「マジ?じゃあ俺も」 「はあ?一人で十分だよ、たかがビネガー一本」 「いいから」 「雨だって降ってるし」 「尚更いいじゃん。相合傘で行こう」 「あっ、あいあいって…」 驚いたような顔をした塔矢の肩を抱いて、さっさと傘の下に引っ張り込む。 「男二人なんて濡れる」 「濡れないように、もっとくっつけ」 「…ああ言えばこう言うなぁ、君は」 それには笑って答えない。 触れ合った肩が温かく、そしてくすぐったかった。 「二人でいたいんだって。お前が買い物に出てる間、俺ひとりぼっちじゃん?」 「…また馬鹿なことを。ほんの数分のことで」 「数分でも一緒にいたい。お前の顔が見えないと、イヤ――」 少しだけ甘えを滲ませて言うと、塔矢の顔が照れ臭そうに歪むのが、目の端に映った。 …うっ…か、可愛いじゃんか、こいつ…なんてストレートに反応するんだよ? 「ああっ…こういうの、幸せって言うんだろうな!」 「うん…」 「忘れ物を買いに、一緒にまた雨の中を歩く。ささやか〜なことだけど、イイなって思うんだ」 「うん…」 「ナンだよ〜、うんしか言えねーのかよ?」 「う、ん…」 どんどん俯いてく塔矢が可愛い。…ますます可愛い! 「あーっ、もう!めっちゃ誤算だ!傘持ってると、手が繋げねーじゃん!」 「進藤!?声がっ…」 「いいからっ」 俺が立ち止まると、同じ傘の下で当然塔矢も立ち止まらざるを得ない。 俺は素早く塔矢の頬にキスをする。 そしてまたすぐに、前を向いて歩き出す。 途端に、傘の下が甘い雰囲気で満たされた… 「…君は絶妙な男だな」 雨音を縫って、塔矢の声がする。 俺と二人っきりの時にしか出さないような、くつろいだ声だ。 「ん?」 「普段はこれまで通り、友達という感覚でしか接して来ないし、僕だってそうなんだけど…不意に、そうじゃない顔を見せる。空気を作る。…実にうまい男だ。感心する」 「そう?俺、絶妙?今のキスも?」 「…ん、さっきもドキドキしたよ。一緒にいたいって言われるだけでこんなになる僕も、救いようがないな」 ――だっ、だからそういうところが可愛いんだよ、お前は! 男同士、ライバル同士、愛し合っても未来なんか来ないんじゃないか、引き返した方が互いのためなんじゃないかと、どれだけ悩んで苦しんだだろう。 それでも俺たちは、共に歩くことを選んだ。 そしてこれからも傍を離れない、何があっても。 「忘れ物って悪いことばっかじゃねーな。そう思うと、どんなことも有り難いっつーか、大事っつーか…」 「そうだな。さっき気付いた時はガッカリしたのに、今はもう浮かれている…」 素直に言う塔矢が、愛しくて愛しくてどうしようもない。 お前こそ、最高のタイミングで俺をときめかせてくれる、天然ヤロウだよ―― (2010年4月8日) |