― 原画と朗読で綴る サイボーグ009の世界 ― 
「海底ピラミッドの謎を追え!」

( 2009/10/11:CCレモンホール )










石ノ森章太郎先生のサイボーグ009、30周年の記念イベント朗読劇を渋谷のCCレモンホールに見に(聞きに?)行きました。
これには、青二プロダクションの声優さんがご出演。

主役の009島村ジョー役は神谷浩史さんvv
…そう、 ティエリア・アーデはじめ、たくさんの役を演じていらっしゃいます。
ファンになってから初めてご本人さまを目の前にするあたしは、この日が楽しみでならなかった!

そして何せ島村ジョーといえば、その時代で最も人気・実力を備えた声優さんが演じて来た役。
神谷さんがどんな島村ジョーを作りあげるのか、それも興味津々〜♪

会場では数枚の原画展示があり、自由に写真を撮ることが出来ました。
おおお、上下赤の戦士のユニフォーム、懐かしいなあ・・・
でも、まさかこの衣装で声優さんが出て来ることはないよねー(笑)とちょっとだけハラハラしたり・・・



それでは配役。敬称略。

001 イワン・ウイスキー 藤田淑子
002 ジェット・リンク  置鮎龍太郎
003 フランソワーズ・アルヌール 桑島法子
004 アルベルト・ハインリッヒ 中井和哉
005 ジェロニモ・ジュニア 江川央生
006 張々湖 龍田直樹
007 グレート・ブリテン 小野坂昌也
008 ピュンマ 緑川光
009 島村ジョー 神谷浩史

ギルモア博士 大塚周夫
ルメル星人めいむ 久川綾
スエーデンボルグ伯爵 田中秀幸 



朗読劇(先生の原画を交えて)なんてどんなものなのか想像もつかなかったんですが
これが予想以上に素晴らしくて!

イベント系にありがちな、司会者が声優さんに話題をふってお喋りするような軽めの演出は一切なく、徹頭徹尾、朗読劇なんです。
最後に、歌のショーや声優さんの挨拶すらもありません。

ほぼ、着席のままの声優さんたちですが、たまには立ち上がっての演出や、背後のスクリーンにも仕掛けがあったりで
二時間は長いかな〜と思っていた割には、あっという間でしたよ!

最近、原作を読み返したというお友達は、芸術性もあって良かったと。
あたしも、原作者へのリスペクトを感じられる演出には、好感が持てました。

それにしても、サイボーグ009ってこんな内容だったんだ!?
昔昔のことなもんで、詳しい設定やそれぞれの生い立ちなどはすっかり抜け落ち・・・

「いらない人間」である9人は、「ブラックゴースト」という組織によって
死の代わりに人造の体と特殊能力を与えられ、戦士になったんですねー。

本筋のストーリー「海底ピラミッドの謎を追え!」の合間合間に、9人の戦士の過去のエピソードが挟まれ
なかなか深い人間ドラマが展開、実に面白かったです。
9人、それぞれが重たい過去を背負っていたんだなー・・・しみじみ・・・

ところで、主役である神谷さんの出番は少なかった代わりに(涙)
004のアルベルト・ハインリッヒが大活躍!
実は004とめいむとの、そこはかとないラブストーリーだったのだvv

中井さん、さすがに芝居が上手いです…圧巻。
004、すっごく硬派で、めちゃくちゃカッコいいのです!
めいむがどんなに慕っても決して甘い言葉を囁かない・・・めいむの手を拒む超ストイックな004にクラリと来ましたv

あたし的には中井さんはワンピのゾロだけど、友達はバサラのまさむねだって(笑)

他には、手塚部長の置鮎さんも002をクールに演じ切っていましたねー。
不良少年団のリーダーだった頃の想い出ばなしは、切なかった・・・
そうそう、ロビーに置鮎さんのファン一同からという、大きな花束がありましたよ、さすが人気がある。

008の緑川さんがまた、や〜らしい雰囲気(爆笑)で良かった。色気のある声ですよね。
一番最後に登場したんですが、最初から最後まで悩める青年って感じでしたよ!良かった!

女性の桑島さんも久川さんも素敵でした(^^)
久川さんは歌まで披露してくださって、悲劇のヒロインが似合っていたな〜。
そして大ベテランの藤田さん(一休さん!)と、大塚さん、田中さんも素晴らしい存在感。

006と007はお笑い担当で和ませてくれたし、バランスの取れた配役は、さすが老舗プロダクションという感じでした。

主役よりも、先輩声優さんの実力が遺憾なく発揮された舞台。
あたしはそれはそれでいいのではと思った(友達は不満だったらしいけど^^;)
だって神谷さんは、まだまだ将来のある人だから!

それにしても声優さんって凄い!
あの緊張感の中にあって、一回も間違ったり噛んだり(笑)しないんだもの。有り得ない〜(><;

いよいよドラマは終局、挨拶はあってもインタビューとか喋りは一切なく・・・
その分、お礼をしっかり言いたいとばかりに
神谷さんは90度どころか、130度くらい、ふか〜〜〜く体を折ってのお辞儀を、何度も何度もしてくれました。

一切のコメントやお礼を言えない代わりに、バラの花を客席に投げ、そして頭を下げる。その繰り返し。
どんだけこの人は感謝を示すんだ…偉いんだ…ジーン…
一生、神谷さんについて行こうと思いました!ええ!

今度は芝居だけじゃなく、トークショーなどで素の喋りをしている神谷さんも見たいし
何と言ってもティエリア・アーデとしての神谷さんに早く…早く会いたい!
・・・と、再会を願うあたしでした。
・・・って、既に11月には、音楽関係のイベントのチケットもゲットしてるんですけどー♪

ここまで読んで下さって、ありがとうございました!そしてあなた様もご一緒に神谷ファンになろう(笑)素敵ですよ?





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